イエスタデイ辣油匙ができました

イエスタデイ辣油×cicafu metal works
イエスタデイ辣油匙
cicafu metal works編 202010ver

そもそもcicafu metal works（以降、愛を込めてチカフさん）との出会いを思い返すと、息子が生まれたときに友人たちが贈ってくれた小さなスプーンにたどり着きます。その小さなスプーンは特注のオリジナルなデザインで、どこか厳かな雰囲気を醸しながら、しかし、親しみやすい表情を持っていて、なんて素敵な贈り物なんだろうと息子を羨むほどでした。その時から私たちの中ではチカフさんが作り出すものは、日常にドラマチックな瞬間をもたらしてくれるもの、そんな印象を持っていました。

イエスタデイ辣油と共に食卓を楽しくしてくれるものを作りたいと思い、先日第一弾をお届けした宮城陶器によるイエスタデイ辣油壺（CIDER BLUE）と並行して常々夢見ていたのが”辣油をすくうもの”の製作。食事の間にテーブルの上に置かれたイエスタデイ辣油をご飯やおかずに運んでくれる相棒。その理想を思い描いていたのです。

そんな中でずーっと頭にあったのはチカフさんのこと。息子のスプーンのオリジナリティや雰囲気を考えれば、きっと理想の”イエスタデイ辣油匙”（いえすたでいらーゆさじ）を生み出してくれるだろうと。

決め手となったのは友人宅のキッチンで見かけたチカフさんのスプーン。それは息子のスプーンと同様に堂々としているだけでなく、よく使い込まれているからでしょう、さらに研ぎ澄まされたような美しさを湛えていました。「使い勝手がいいのに荘厳なスプーン」ってなんだか究極のカタチのような気がして、そんなスプーンがイエスタデイ辣油とともに食卓に鎮座していたら、豊かなことこの上ないのではないか！と膝を打ったのを今でも覚えています。

チカフさんはSUNNY&MEと同じく首里に工房兼店舗を構え、銀や真鍮を用いて装身具やカトラリー、モビールなどを製作している喜舎場智子さんと平澤尚子さんのおふたり。首里に風が穏やかに吹く、暖かい陽射しの日にイエスタデイ辣油に合うスプーンの製作をお願いしました。その際にお伝えしたのは確かシンプルに「テーブルにずっと置いておきたい美しいもの」だったかな。あとはチカフさんの作り出すものに自ずと宿る雰囲気を信じていました。

トントン、トントン、おふたりが金属を打つ姿を想像しながらの日々をしばし過ごしていたところ「完成しました！」の報。喜び勇んで伺った工房で目にしたスプーンはある意味で思い描いていたとおりの美しさ、そして、たくさんの方の食卓で想像以上のドラマチックな瞬間を生み出しくれるような可能性を奥底に秘めているような面持ちをしていました。

かくして生み出されたその名も「イエスタデイ辣油匙 cicafu metal works編 202010ver」。きっと表情を少しずつ変えながら、気高き美しさで食事のひとときを盛り上げてくれるはずです。

#イエスタデイ辣油匙
#イエスタデイ辣油
#cicafumetalworks
#sunnyandmeokinawa